病気の原因(病因)は様々であり、大きく分けてストレス(寒熱差の環境ストレス等も含む)、食事(肥甘厚味の過食、偏食、朝食抜き)、運動不足(筋トレやストレッチ等)、生活習慣の乱れ(生活リズム、仕事の繁忙)、休養の不足(睡眠不足、起床時間のズレ)及び女性では女性ホルモンの変化がある。これらの中でストレスは脳の大脳皮質を介して扁桃体・視床下部さらに脳下垂体にも影響を与え、セロトニンの低下により不安・抑うつさらに適応障害・うつ病へと発展する。また副腎から過剰なストレスホルモン(コルチゾール)が分泌されると免疫機能の低下によって感染症・がんのリスクが高くなる。女性ホルモンの分泌が低下するため月経不順・PMSなどが生じやすくなる。
さらに寒暖差・精神ストレス、睡眠不足、運動不足、偏食等は自律神経の交感神経を刺激するため高血圧、頭痛、不眠、肩こり、冷え症、疲労などあらゆる症状がでやすい。ひいては心筋梗塞・脳梗塞やがんにまで発展する。
これらの対策としては、別項で記載した「生活養生法」を参照されたい。具体的には、副交感神経を優位にするてめに腹式呼吸やお風呂に入る。生活をルーチン化させるために一定の時間に起床、朝食をとり、朝日を浴びる。セロトニンを活性化するたにリズム運動(ウォーキング)を行う。
それでもなかなか難しい場合は、サプリや漢方薬の服用をお勧めする。サプリや漢方薬については間違った情報が非常に多いので専門家をたずねた方がよい。